変動係数の求め方
①標準偏差を求めます。
②標準偏差を平均値で割ります。
100走と縄跳びの記録の比較
先生:例題と同じように標準偏差を平均で割ってごらん。
莉子:標準偏差が求まっていれば簡単ですね。
ダイスケ:100m走よりも縄跳びの方が「変動係数が大きい」ということは・・・・。
先生:縄跳びの方が、100m走よりも「バラツキが大きい」。つまり縄跳びの方が100m走よりも「個人差が大きい」ということだ。
ダイスケ:わかりました。縄跳びから重点的に指導することにします。
変動係数はExcel関数を使えば簡単に求めることができます。意味を理解できたら、あとはExcelを使って計算しましょう。
= STDEVP(データ範囲) ÷ AVERAGE(データ範囲)
ワンポイント
変動係数の大きさ
変動係数は、数量データが正しく測定された値であるか判断する目安として使うことが出来ます。通常、変動係数が1以上であると、かなりばらついているデータであると判断します。このような時、外れ値があると考えられますので、個々(ひとりひとり)のデータに戻りデータを確認しましょう。
注.変動係数が1以上という判断は統計的な根拠のあるものではなく、経験値によるものです。
注.標準偏差によってバラツキをみることができますが、扱うデータによってその大きさは大きく異なるので、一概にいくつ以上であればバラツキが大きいと判断することはできません。
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