書籍詳細
統計学の基礎
はたらく数学

「数学って役立つの?」
年代問わず、数学が苦手な人が一度はする(した)であろうこの質問。数学が得意な人でも「具体的に、どこで役に立ってるんだろう?」と答えに詰まるこの質問。25の仕事の実例を通じて、この「謎」の答えが明らかになります。「数学って意外と身の回りで使われているんだなぁ」と感じる一冊です。
概要
社会に出ると使うことがないと思われがちな数学が、実は私たちのそばで常に働いているということを、25の仕事を例にとってわかりやすく紹介したもの。数学と社会をつなげ、「なぜ数学を学習するのか」という誰もが持つ疑問を解消することを目的としている。
同書で扱う仕事は、薬剤師や天文学者、マーケティングリサーチャーなどのほかに、美容師やパティシエ、歯科医師、アパレル販売員など。一見すると数学とは何の関係もないように見える仕事のなかにある「円周率」「数列」「微分」「行列」などの数学をわかりやすく紹介する。
目次
1時限 自由自在にウェーブを操る-円周率-(美容師)
2時限 きめ細やかなサービス-簡単な資料の統計-(コンビニ店長)
3時限 ゆでたてのパスタを食べたい-PERT法-(主婦・主夫)
4時限 あるパティシエの悩み-線形計画問題-(パティシエ)
5時限 人をひきつけるデザイン-図形の移動、拡大・縮小-(キルター)
6時限 見えなかったものが見える-平面と立体-(歯科医師)
7時限 壊れない建物をつくる-平方根、三平方の定理-(建築士)
8時限 空の地図を描く-三角関数-(パイロット)
9時限 世界をつなぐネットワーク-進数-(ネットワークエンジニア)
10時限 人生の大きな買い物-数列-(不動産販売員)
11時限 来年もウナギを食べたい-微分-(水産技術者)
12時限 事故の少ない道路づくり-積分-(土木設計技師)
13時限 薬が効き続ける時間-指数-(薬剤師)
14時限 地球にやさしい自動車-指数-(科学者)
15時限 戦国時代の光-対数-(天文学者)
16時限 なめらかな曲線-ベクトル-(グラフィックデザイナー)
17時限 風の動きを読む-ベクトル-(気象予報士)
18時限 売れるには理由がある-行列-(マーケティングリサーチャー)
19時限 便利になった生活-複素数-(電気回路設計者)
20時限 数学で未解決問題に挑む-漸化式-(数学者)
21時限 新しい香りを生み出す調香師-割合-(調香師)
22時限 嘘か本当か-集合-(作家)
23時限 ストールでバリエーション豊かに-場合の数-(アパレル販売員)
24時限 飽きさせないゲーム-確率-(ゲームクリエイター)
25時限 売れ筋商品を切らすな-ABC分析-(ドラッグストア店長)