書籍情報
株式会社アイスタット代表 理学博士 菅 民郎が著書した専門書のご紹介です。
アンケート分析
「らくらく図解 アンケート分析教室」
著 者:菅 民郎
出版社:現代数学社
価 格:3,960円(税込)
体 裁:A5判 360頁
出版年月:改訂新版 (2020/2/21)
(新版)1998年11月(初版)
アンケート分析をおこなおうと考えている方、そして分析業務をすでに実務でされている方のための書籍です。
たとえば「クロス集計表」という用語やその考え方は、アンケート分析に携わる人々には既知のことです。
しかしアンケート分析初心者や分析を依頼した顧客にとっては未知の事柄であるということはめずらしくありません。「クロス集計表」にかぎらず、集計一般に 関して本書では丁寧な解説がなされています。読者自身の知識が深まるとともに、顧客へ説明をする際の資料としてもご活用いただけます。
「レポート(報告書)例」が巻末に5編収録されています。読みやすいレポートの構成・適切なグラフ・適切な分析手法を身につける助けとなるはずです。自分 が持っているデータは多変量解析におけるどの手法で分析すべきかお悩みの方も、ぜひとも御一読ください。
官能検査で使われる一対比較法(注;浦・中屋・芳賀の変法を含む)や独立性の検定における残差分析(調整残差)といった、興味深い内容でありながら類書に 解説があまり見受けられない分析手法についての記述がなされているのも本書の特徴です。
コレスポンデンスの説明も、簡単ではありますが、おさめられています。
目次
初級編
1. アンケート調査におけるデータ
2. 集団の特色や傾向を調べる─単純集計
3. 質問間の関連を調べる─クロス集計
・中級編・
4. 関連の強さを調べる─相関
5. 比率(平均)の差を調べる─検定
6. 関連の有無を調べる─相関検定
7. 一対比較法
上級編
8. クロス集計からこんなことが分かる
9. 顧客満足度調査で改善すべきサービスは─CSグラフ
10. 各個体の総合評価は─主成分分析
11. 評価スケールを作成する─因子分析
12. 人・物の類似度を調べる─数量化3類
13. 人・物をグルーピングする─クラスタ分析
14. アンケートデータを使っての予測─数量化2類
分析レポート編
15. 分析手順と分析手法の選択
16. 洗濯機に関するアンケート
17. 健康に関するアンケート
18. プロ野球に関するアンケート
19. 新規開店の来店意向にかんするアンケート
20. ビールに関するアンケート
付1. 偏相関係数
付2. 分布表
付3. この本で用いたソフトの紹介
関連書籍
本書の2章では調査票のつくり方を、4章ではクロス集計を、最後に現場で利用でき実践的な内容とするために、7章~12章ではCS調査、一対比較法調査、コンジョイント調査、因果関係解明調査、消費者セグメンテーション調査における調査の仕方や解析方法を解説しています。
関連セミナー情報
アンケートの調査票作成・集計解析入門セミナー
調査票の作成方法、アンケートデータの集計方法、集計結果の見方・活用方法を学びます。
クロス集計については基本から応用、裏ワザまで徹底学習します。
フリーソフト「統計解析」で CS 調査の演習をします。