◆母比率の差の検定◆

「母比率の差の検定」は、2つの母集団の比率に差があるかを調べる方法です。
検定方法は、比率の求め方によって異なります。
比率の求め方は、4タイプあり検定公式もそれぞれに対応して4つあります。


タイプの違いを次のアンケートデータで説明します。

1. 母比率の差の検定(対応のある場合/マクネマー検定) 

比較する2標本のデータが同じ個体からの場合を、「対応がある」場合の検定といいます。逆に2標本のデータが違う個体からの場合を「対応がない」場合の検定といいます。


「対応のある場合」は、データを2×2の分割表(クロス)に変換します。

30%と50%の調査結果から母集団の2商品の保有率の違いを検定します。

●公式   母比率の差の検定(対応のある場合)

例題

商品に関するアンケート調査を行いました。

質問1 あなたはA商品の甘さが好きですか。(1:好き  2:どちらともいえない  3:嫌い)

質問2 あなたはB商品の甘さが好きですか。(1:好き  2:どちらともいえない  3:嫌い)

次表は集計結果です。
解答


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