カイ2乗検定・クラメール連関係数
◆カイ2乗検定・クラメール連関係数(2/2)◆
自由度
自由度は表頭項目、表側項目のカテゴリー数によって定められます。
自由度=(表頭項目カテゴリー数-1)×(表側項目カテゴリー数-1)
=(2-1)×(3-1)=2
カイ2乗検定
◆χ2 値による有意差判定
χ2 値≧C なら、母集団の所得層と支持政党とは関連性があるといえます。
ただし C の値はマイクロソフトのExcelで計算できます。
=CHIINV(0.05,自由度)
◆P値による有意差判定
P値<=0.05 なら、母集団の所得層と支持政党とは関連があるといえます。
P値はマイクロソフトのExcelで計算できます。
任意のセルに次を入力して『Enterキー』 を押します。
=CHIDIST( χ2 ,自由度)
【計算例】
χ2 =CHIINV(0.05,2) → 5.99 P値 =CHIDIST(13.2,2) → 0.0014
χ2 >5.99 あるいは P値<0.05より、母集団の所得層と支持政党とは関連があるといえます。
クラメール連関係数の公式
◆クラメール連関係数の公式
クラメール連関係数 r は独立係数ともいいます。
クラメール連関係数の値の検討
どのようなクロス集計表のとき、r がいくつになるかを下記で確認してみてください。
一番右側の%表でお分かりのように、比率にかなり違いがあっても r はあまり大きくならないことを認識してください。
クラメール連関係数はいくつ以上あればよいか
クラメール連関係数はいくつ以上あればよいかを示します。
この相関係数は関連性があっても低めになる傾向があることから、設定を低めにして活用しています。
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