書籍情報

著 者：藤越康祝 / 菅民郎 / 土方裕子 

経時データとは、多数の固体の特性を時間（あるいは条件）を変えて繰り返し測定することにより得られるデータのことです。 経時データを曲線や直線で「モデル化」することにより、総合的な分析を行うことができます。 また、処理条件や性別などによりまとめられたグループ間の差異についても総合的な分析を行います。さらに一個人に関しても繰り返し観察した結果は、相互に 相関をもっていたり、個体変動が大きくなったりする可能性が高いのですが、分析においてはこれらも考慮しています。 このような分析によって、従来の分散分析や多変量解析、時系列解析では捉えきれないような特徴や傾向を見出すことができます。 経時データに関する解析手法は現在発展中ですが、本書では下記のモデルを取り上げて解説します。

本書は入門編、メソッド編、事例編の3部構成とし、 3人の執筆によりますが、原稿の担当は 

実験計画法は、定められた計画に基づき測定されたデータを解析し、要因の効果や交互作用を明らかにする方法です。タグチメソッドは、設計・開発の段階で適用され、品質問題を未然に防止し、開発効率をあげるための方法です。この本では、これらのすべてについて解説しています。