<<前のページへ       3  

《因子分析(3/3) 》

軸の回転

 下記のデータに因子分析を行い、因子負荷量を求めると下記の左図になります。第1因子は3科目ともプラスなので総合学力、第2因子はプラスとマイナスなので文系、理系と相反する概念の因子になります。
 この結果は主成分分析と同じで、因子分析が目的としている結果になっていません。
 そこで、原点を中心に座標軸を回転し、回転後の軸に3つの科目ができるだけ重なるようにします。回転後の軸で、3科目の位置をみると右図のようになります。
 因子の解釈は、因子負荷量の値が大きい変数をみて行います。
 第1因子をみると3科目ともプラスの値になりましたが、国語と英語の値が大きくこの因子は文系能力、第2因子は逆に数学の値が大きく理系能力と判断することができます。
 数多くの変数について因子分析を行い、軸を回転したときどの因子も、いくつかの因子負荷量の値は大きく、残りの変数の因子負荷量は0.5を下回る小さな値になります。このことを単純構造といいます。
 回転の方法にはいろいろありますが、代表的な手法はバリマックス法と言います。

因子分析のパソコンソフトによる結果の見方

 医師を対象に皮膚炎治療薬の使用理由に関する調査を行いました。
 薬剤使用医師に、どのような理由から使用しているかを複数回答で聞きました。
 対象医師数は400人、対象薬剤は8製品です。
 下記表は集計結果で、表内の数値の単位は%です。
 この表に因子分析を適用し、皮膚炎治療薬はどのような要素によって選択されているか、各薬剤はどのような要素が評価されているかを明らかにします。
因子分析結果





<<前のページへ       3