前へ        4  次へ

4.3 パレート図  ~パン屋さんが力を入れて売るパンはな~に?~

パン屋さんの売り筋商品

 パン屋さんを経営する ケイコは、最近、売れ行きが伸び悩んでいることに不安を感じています。どの商品に力を注げばいいか悩んで莉子に相談をしました。

ケイコ:今月の売上をみてくれる?

莉子:商品によって売上が随分違うね。

ケイコ:売れ行きの悪いベーグルやロールパンがもっと売れるように、努力するべきなのかしら。それとも食パンや調理パンのような売れ筋がさらに売れるように努力するべきなのかしら。

莉子:難しい問題ね。

売れ筋商品を分析する

先生:売れ筋商品というのはどのお店もごく一部なんだよ。ちょっと大げさだけど、全商品の20%で売上全体の80%を占めるという話もあるぐらいだ。これはパレートの法則といわれるものだ。

莉子:そう言われてみれば、私がコンビニで買うものも大体決まっているわ。お茶やコーヒーなどの飲み物が一番多いわ。あとはお菓子や雑誌かしら。

先生:パン屋も同じだ。すべての製品が同じように売れているわけではなく、食パンや調理パンに偏っているのがわかるね。

ケイコ:そうなんです。商品によってだいぶ売れ行きが違うので、何を基準に優先順位を決めればいいかがわからなくて。

先生:パレート図を用いたABC分析という手法を使って考えてみるといいよ。製品をABCの3つに分類することによって、何を重点的に見ればよいかわかる。それをみて陳列場所や補充状況などを変えることで適切な管理を行うことができるようになるはずだよ。

莉子:もっと詳しく教えてください。

では早速、問題を解決していこう。

パレート図とABC分析

 ケイコがもってきたデータでパレート図を作成しABC分析を行ってみましょう。手順は下記の通りです。

 ①商品を売上金額の多い商品から順に並び替えます。

 ②各商品について合計金額に占める割合を求めます。

 ③上位から各商品までの割合の合計(累積割合)を求めます。

まず、縦軸に売上金額、横軸に商品名をより、棒グラフを作成します。

< 前のページ(3/5                             最後のページへ(5/5) >